何度か一緒にイベントをやっている、まるネコ堂の大谷さん、みおちゃんに後押しされ、
SAKURAGAWA PIANO ROOMで、一風変わったコンサートを開くことになりました。
以前、「楽譜から見える景色」というタイトルで、実際に皆で楽譜を見ながら
私が解説をし、曲を聞いてもらうという催しをしたことがあります。
その時に、曲だけ聞くのと解説を聴いてから聞くのでは、全然違う!という感想を
たくさんの方からいただき、私も解説なしの時に比べて演奏がより伝わっている実感を得て、
とても面白かったのを覚えています。
その体験を踏まえ、今度はもっと長く解説をして、一曲通して聴いたら
どうなるか聴いてみたい、とリクエストをもらいました。
一曲まるまるの解説は初めてなので、
どんな話になるか私自身も予想がつかないところがありますが、
普段私が楽譜を前にして感じている驚きや楽しみを言葉にして、
皆様に「耳が変わる」体験をしていただけたらと思っています。
定員少なめの募集なので、お気持ちある方はどうぞお早めにお申し込みください^^
=== 【日 程】
2018年12月16 日(日)14時~16時
【解説・演奏】
山本明日香(ピアノ)
【内 容】
モーツァルトから一曲を選び、その楽譜を深く読み込んで具体的な詳しい解説(約60分)を行ったあと、その曲を演奏します。演奏のみのコンサートと異なり、レクチャーを受けることで、作曲家や演奏家がやり取りしている世界の中で曲をより深く聴くことができるようになります。
【場 所】
SAKURAGAWA PIANO ROOM(大阪市、最寄駅・地下鉄桜川駅) ※詳しい住所はお申込後、返信でお伝えします。
【参加費】
3,800円
【定 員】
6人程度
【主 催】
山本明日香・大谷隆
【お申込】
marunekodo@gmail.com(大谷)か
yamamotoasuka38@gmail.com(山本)まで。
【山本明日香プロフィール】 1989年生まれ。群馬県出身、大阪市在住。A型、魚座。東京学芸大学G類ピアノ科修了。大学卒業後大阪に移住。2011年、自宅にてピアノを教え始める。現在、自宅の他にソフィア音楽教室(奈良)と精神科のデイケアセンター(兵庫)にてピアノを教える。2015年10月にSAKURAGAWA PIANO ROOMを立ち上げ、「誰でもわかる 楽しいレッスン」をモットーに、毎月20名以上の指導にあたっている。
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【主催大谷隆よりご案内】
「シューマンはこんな喋り方しない」
ピアノを前にして、実際にフレーズを弾き比べながら、まるでさっきまで一緒にいて語り合っていたかのように、有名作曲家のことを口にする明日香さん。それも割と親密な関係の。
「モーツァルトが好きな言い回しは、」
モチーフや展開ではなく、言い回しという言い方から滲み出てくる楽譜を読むという体験の一端。
クラシックピアノの演奏家は、曲を演奏するためにいったいどんなことをやっているのか。どんなことが起こっているのか。というのは知っているようで知らないことでした。
演奏者が楽譜をどう読み、どう演奏として実現させているのか。言い換えると、楽譜を通して作曲家はいったいどんなふうに話しかけてくるのか。それに演奏者としてどう応えるのか。そんな作曲家と演奏者との濃密なやり取りの世界に、僕たちも連れて行ってもらえれば、果たして曲はどう聴こえてくるのか。
レクチャー(講義)の語源は、ラテン語の「読むこと」。フランス語ではレクチュールです。楽譜を読み(レクチュール)、それを話す(レクチャー)コンサートという意味でタイトルをつけました。
2時間のプログラムで演奏されるのはたった一曲。
それも、自分自身で詳細かつ具体的な説明をした上での演奏という、演奏者には大きな負担がかかるコンサートですが、聴く方にとっては、とても贅沢で、特別な体験になるはずです。