第四回、何にしようか悩んで、ハイドンに決めました。
モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトと来てそのままロマン派にいこうか、
いやでもハイドンはちょっとやっておきたいとなり、一度古典に戻ります。
紹介するのはハイドンの最後のソナタ。変ホ長調 作品82 Hob. XVI:52です。
ハイドンはきっぱり、はっきり、明快でわかりやすい!そして楽しい。
ハイドンの作品に触れていると、精神的に健康になる気がします。
そして楽譜のあちこちに溢れるユーモアと、人間的な温かさ、懐の深さみたいなものも感じます。
今回は最後のソナタということで、難易度も少し高め。
華やかで、ハイドンの創意工夫が色々感じられる曲です。
私もちょっと工夫を凝らして、楽譜の解説に挑めたらと思っています。
音符が全然読めない人にも、ばっちり読める人にも、
何かしら持って帰るものがあればいいなと思います。
よければどうぞ、お越しください^^
=== 【日 程】
2019年11月24 日(日)14時~16時
【解説・演奏】
山本明日香(ピアノ)
【内 容】
ハイドンから一曲を選び、その楽譜を深く読み込んで具体的な詳しい解説(約60分)を行ったあと、その曲を演奏します。演奏のみのコンサートと異なり、レクチャーを受けることで、作曲家や演奏家がやり取りしている世界の中で曲をより深く聴くことができるようになります。
【場 所】
SAKURAGAWA PIANO ROOM(大阪市、最寄駅・地下鉄桜川駅) ※詳しい住所はお申込後、返信でお伝えします。
【参加費】
3,800円
【定 員】
6人程度
【主 催】
山本明日香・大谷隆
【お申込】
marunekodo@gmail.com(大谷)か
yamamotoasuka38@gmail.com(山本)まで。
【山本明日香プロフィール】 1989年生まれ。群馬県出身、大阪市在住。A型、魚座。東京学芸大学G類ピアノ科修了。大学卒業後大阪に移住。2011年、自宅にてピアノを教え始める。現在、自宅の他にソフィア音楽教室(奈良)と精神科のデイケアセンター(兵庫)にてピアノを教える。2015年10月にSAKURAGAWA PIANO ROOMを立ち上げ、「誰でもわかる 楽しいレッスン」をモットーに、毎月20名以上の指導にあたっている。
===
【主催大谷隆よりご案内】
「シューマンはこんな喋り方しない」
ピアノを前にして、実際にフレーズを弾き比べながら、まるでさっきまで一緒にいて語り合っていたかのように、有名作曲家のことを口にする明日香さん。それも割と親密な関係の。
「モーツァルトが好きな言い回しは、」
モチーフや展開ではなく、言い回しという言い方から滲み出てくる楽譜を読むという体験の一端。
クラシックピアノの演奏家は、曲を演奏するためにいったいどんなことをやっているのか。どんなことが起こっているのか。というのは知っているようで知らないことでした。
演奏者が楽譜をどう読み、どう演奏として実現させているのか。言い換えると、楽譜を通して作曲家はいったいどんなふうに話しかけてくるのか。それに演奏者としてどう応えるのか。そんな作曲家と演奏者との濃密なやり取りの世界に、僕たちも連れて行ってもらえれば、果たして曲はどう聴こえてくるのか。
レクチャー(講義)の語源は、ラテン語の「読むこと」。フランス語ではレクチュールです。楽譜を読み(レクチュール)、それを話す(レクチャー)コンサートという意味でタイトルをつけました。
2時間のプログラムで演奏されるのはたった一曲。
それも、自分自身で詳細かつ具体的な説明をした上での演奏という、演奏者には大きな負担がかかるコンサートですが、聴く方にとっては、とても贅沢で、特別な体験になるはずです。